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ピーター・ディキンスン Peter Dickinson
1927年 - 。アフリカの北ローデシア(現ザンビア)、リヴィングストン生まれ。イギリスのSF作家、ファンタジー作家、推理作家、絵本作家。ディッキンソンの表記もある。
妻はSF・ファンタジー作家のロビン・マッキンリイ。
幼年期を世界各地で過ごし7歳でイギリスに帰国。イートン校を経てケンブリッジ大学キングズ・カレッジを卒業。ロンドンで『パンチ』誌の編集部で働きながら、執筆活動を始める。
1968年、推理小説「ガラス箱の蟻」でデビュー。その年のイギリス推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガーを受賞。
- 魔術師マーリンの夢 |
血族の物語 | エヴァが目ざめるとき
Marlin Dreams ()
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The Kin (1988)
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Eva (1990)
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13歳の少女エヴァは病室で目覚めた。凄惨な交通事故に遭い、長い昏睡状態から漸く意識を取り戻したのだ。
だが、自分の体が自分ではないようなそこに見たものは蜘蛛の糸のように張り巡らされたチューブだらけの中心に毛むくじゃらの、そうエヴァが知っているチンパンジーのケートの姿だった。
「月のタカ族」はある時、<よそ者>に襲撃される。
僅かに生き残った人々は、新たな<よきところ>へと旅立つが、過酷な環境の中で足手まといになる幼い子供と病人を岩穴に置き去りにすることになる。
だがその夜、弟を置き去りにした少女ノリは<月のタカ>の夢を見る。
夢のお告げを幼なじみのスーズに話し、隊から密かに離れスーズとノリは子どもたちを助けるために引き返す。
スーズをリーダーとしてノリとティヌ、幼いコー、マナ、オータンとともに<よきところ>を目指し、 血族との再会を目指す。
ものたち>にまつわる神話と思しき物語が挿入され、血族の背景や思考への理解を与えてくれている。
近未来の世界。そこには殆どの自然が存在しない。
科学の進歩の第一義的に考える父と、脳そのものを移植されたのではなく、エヴァの「記憶」を移植された。
エヴァの生きる世界では人間以外の動物も殆ど存在しない。チンパンジーはペットでありながら同時に当初は支配的であったエヴァ自身も次第にケイトの脳に浸食されていく。
それは一見おぞましいことに思えるが、自然を忘れた人間に対する自然からの報復であり、生命の頂点に君臨する人間の傲慢さに対する警告でもある。
非常に極端な描かれ方をしているが、 |
- 斉藤 健一 訳
- 沢田 としき 絵
- ポプラ社
- 発行: 2003/05上 2003/08下
- ISBN: 4-591-07649-0(上) 4-591-07808-6(下)
- 四六判 / 271p
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